神奈川ゆめ奨学生

訪問してきました!【ピープルポート株式会社】

神奈川ゆめ社会福祉財団では、学習支援の一つとして、ネット環境の整わない奨学生の希望者に「ノートパソコン」を提供しています。
今年度は、「ZERO PC」に巡り合い、奨学生のもとに届けることができました。
「ZERO PC」とは、家に眠る不要なパソコンを回収し、中の部品を入れ替えて生まれ変わらせるパソコン。
この「中の部品を入れ替えて再生」の作業を難民の方に担ってもらい、日本での雇用の受け皿を作り出しています。
今回、この活動を行っているピープルポート株式会社様(横浜市・菊名)にお邪魔して、代表取締役社長の青山さんとセールスプランナーの秋元さんにお話を伺いました。

人通りの多いマンションの1階、爽やかなパステルブルーの大きな窓枠の外観はまるでおしゃれな雑貨やさんのよう。
大きな窓からは事務所の中がよく見えます。

「難民という立場の人は、実態が見えにくいような場所で働いていることがあります。
そんな中で私たちは、外から中の様子が見えやすい1階でガラス張りという条件でオフィスを選び、地域の人たちへの貢献や街の人たちとのコミュニケーションを大事にしています。」と秋元さん。

中に入ると打ちっぱなしコンクリートの天井と木材を使った温かみのある空間。
お話を伺っている間にも、ご近所の訪問者がふらっとパンフレットを持っていきます。

山積みになった電子機器の山。
選別し整備する部屋、動作確認の空間、店頭・ネット販売用に整備された「ZERO PC」の保管部屋があり、その中で難民の方が手際よく作業をされていました。

青山さんからは、
「利益のため海外の方を安く雇用しているのでは、という誤解がたまにありますが、私たちの考えはその逆で、難民の方々がどうしたら日本の中で平等に働けるかを考えてパソコン販売をしています。
そのため雇用条件面も、日本人と差異なく整えています。」
なぜパソコンかというと、部品が英語なので日本語ができなくてもいいこと、世界中どこでも通用するスキルが身につくこと。
パソコンは廃棄するよりも新しく作る方が環境に負荷がかかるという。日本人の「リユース」の意識を変えていきたいとも話してくれました。

「ZERO PC」は新品購入と変わらないサポートをしています。1年間保証だけでなく購入前の1週間お試し期間も。

こんな生い立ちを持つ「ZERO PC」、奨学生にもぜひ教えてあげよう。

環境や難民など社会課題に向き合った事業と、さらにその先のビジョンを話すお二人のお話に、一人一人が身近なことから少しずつ変えていくことが大きな意識の変化に繋がる一歩と感じました。

帰る間際には、山積みのパソコン機器を乗せた回収車が戻ってきました。
回収品はパソコン、スマートフォン、スピーカーなど多数。

回収方法も簡単で、帰ったら自宅に眠っている電化製品を探してみよう。
詳細はピープルポート株式会社HPをご確認ください。
ピープルポート株式会社