11/6(水)横浜総合高校でようこそカフェ特別編が開催されました。


定時制高校に通う生徒のための交流相談の場づくりとして、週1回のペースで開催されている「ようこそカフェ」も今年で4年目に入りました。子供達の居場所として定着しつつあります。
「ようこそカフェ」とは

定時制に通う生徒はさまざまな背景を抱えています。先生によれば、不登校を経験している生徒も少なくないそうです。

共生食品代表の三澤様の「食べ物は命そのものだから」というメッセージとともに提供された今回の麻婆豆腐丼は行列ができあっという間に完食。子供達は、カフェのあちらこちらで、また風のそよぐ中庭で、美味しそう食べていました。

「いただきます」「ごちそうさまでした」「ありがとうございました」の声があちこちで聞こえます。家では家族と食卓を囲む機会がない子供達も少なくないそうですが、ここでは違います。一緒に食べる人がいます。顔なじみのスタッフも増えました。スタッフとのコミュニケーションのきっかけに書いてもらっている受付名簿に書く名前も自由です。誰に強制されるでもない自由さと居心地の良さがまさに居場所なのだと思います。どの子供達も、ちょっとしたきっかけで、驚異的な成長を見せてくれるそうです。子供の成長を目の当たりにできる、それが先生としてのやりがい、喜びだともおっしゃっていました。

多忙な合間をぬって活動を支えてくれる料理研究家の長島さん、この日も一日中休むまもなく3回の麻婆豆腐を作り、提供し、手があけば子供達とお話をしていました。
今回たくさんの国産大豆のお豆腐を提供してくださった共生食品株式会社様、果物を提供してくださった株式会社MIND様、お米を提供してくださったパルシステム神奈川ゆめコープ横浜中センター様、運営を担う3つの団体と高校の先生方たくさんのボランティアの皆様、多くの方々の支援で「ようこそカフェ」は成り立っています。事業継続のための財源確保が難しく、カフェの運営は順調と言い切れない部分もあるそうです。それでも子供達の笑顔を見ると報われるのです。
居場所づくりは一回の大きなイベントで成立するものではありません。地道な努力の継続が必要です。私たちは可能な限りの支援を続けていきたいと思います。